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豚肉とクレンブテロール


食事から摂取した残留薬物によって、ドーピング検査が陽性となる事例が過去に発生しています。

日本では基本的にありませんが、海外の例では、豚肉の肉質を変えるためにクレンブテロールを使うことがあります。

クレンブテロールとは、日本で医療用の用途では気管支拡張剤として使用されています。この薬の別の作用として、蛋白同化作用があります。蛋白同化作用というのは、分かりやすく言えば筋肉をつきやすくする作用のことです。このため、世界アンチ・ドーピング機構の基準では、後者の作用を持つ薬物として禁止されています。

 

この成分を豚などに投与すると、筋肉が多い引き締まった肉質に変わります。日本人は基本的に脂が好きなのであまりイメージが湧かないかもしれませんが、硬い肉質を好む人達も多くいます。

使用量の規制と出荷前に休薬期間があることが多いかと思いますが、それが守られない生産者から市場に流通することもあります。クレンブテロールは熱を加えても分解しにくいので、調理をしても肉の中に残った成分はそのまま体内に摂取されます。その摂取された薬物が原因でドーピング検査で陽性となることがある。

中国ではアスリートは中国産の肉を食べないようにと言われたという報道もあったり、有名な所ではツール・ド・フランスの優勝者の尿から、豚肉由来と思われるクレンブテロールが検出された実例もあります。

食事に関してはなかなかアスリートとして防御することが難しいところです。
栄養に関して考えてみても、栄養面でも優秀な食材である肉を使わないと言った選択肢は大変かと思います。最低限、肉の原産国、願わくば生産過程をしっかりと管理しているかの確認はしたいですね。

栄養価の高いものを安心して選手に提供できるようにしたい。

そんな願いから株式会社アトラクのDSAP(Drug-controlled Safety Authorized Product)制度を始めたわけです。
まだ沖縄の福幸豚だけですが、もっと増やして行きたいとおもいます。